労使紛争で2カ月遅れの開幕…ブルズ残り4・8秒で逆転

[ 2011年12月27日 06:00 ]

<レイカーズ・ブルズ>終了間際、逆転のシュートを決めたローズ

 労使紛争で揺れ動いたNBAが2カ月遅れで開幕。レイカーズと対戦したブルズは昨季のMVP、デリック・ローズ(23)が残り4・8秒に逆転シュートを決めて勝利を収めた。昨季ファイナルと同一カードとなった一戦は、ヒートが37得点10リバウンドを挙げたレブロン・ジェームズ(26)の活躍で王者マーベリクスに快勝。ホーネッツからクリッパーズに移籍したクリス・ポール(26)は20得点9アシストをマークして勝利に貢献した。

 <ブルズ>第4Qの残り3分44秒で11点差。残り54秒でも6点を追う展開だった。しかし86―87で迎えた残り20秒からのプレーでブライアントにプレッシャーをかけてパスミスを誘い、カットインを試みたローズが正面からボールをフワリと浮かせながら値千金のシュートを成功。チーム最多の22得点を挙げた司令塔は「最後まで勝負を捨てなかったことが大きい」と、敵地ロサンゼルスでの逆転勝利に胸を張った。

 ≪残り5分10点差逆転は6度目≫過去15年の開幕戦で残り5分から10点差以上を逆転したのはブルズが6度目。ブ軍は05年(対ボブキャッツ)でも達成している。

 【NBAフラッシュ】

 ▼大活躍 ニックスのアンソニーは37得点。残り16秒で勝ち越しのフリースローを2本成功。

 ▼敗因 レイカーズのブライアントは28得点を挙げたもののターンオーバー8回とミス連発。

 ▼好調 3季連続の得点王を狙うサンダーのデュラントは19本中11本のシュートを成功させ30得点。

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2011年12月27日のニュース