ラドワンスカ ズボナレワを下し初優勝!

[ 2011年10月2日 06:00 ]

シングルス決勝 ベラ・ズボナレワを破って初優勝し、スタンドの声援に応えるアグニエシュカ・ラドワンスカ

 女子テニス東レ・パンパシフィック・オープン最終日は1日東京・有明テニスの森公園でシングルス決勝は第9シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)が第4シードのベラ・ズボナレワ(ロシア)を6―3、6―2で破り、初優勝した。今季ツアー2勝目で通算6勝目。優勝賞金は36万ドル(約2770万円)。ダブルス決勝は第1シードのリーゼル・フーバー、リサ・レイモンド組(米国)が第2シードのヒセラ・ドゥルコ(アルゼンチン)フラビア・ペンネッタ(イタリア)組を下し、初優勝した。

 世界ランク13位のA・ラドワンスカが同4位と格上のズボナレワに快勝した。この大会で初めての優勝を飾った実力者は「今年最高の大会になった」と満面の笑みで喜んだ。身長は1メートル72と外国勢の中では決して大きくないが、スライスやネットプレーを駆使する技巧派。第1セットで0―2とリードされ「目が覚めた」という。ズボナレワのサーブの確率が下がった隙を逃さず、正確なストロークでポイントを重ねた。「(シーズン最終戦に出場できる)トップ8入りが見えてきた」と目を輝かせた。

 ≪再び苦汁…ズボナレワまたラドワンスカに苦杯≫ミスショットで負けが決まるとズボナレワは真っ先にコートを去り、表彰式には目を真っ赤にさせて戻ってきた。A・ラドワンスカには8月のツアー大会決勝でも敗れていて、再び苦汁をなめさせられた。失意のズボナレワは「準決勝まではいい試合をしていたのに、第1セットの途中から突然スイッチをオフにされてしまったみたい」と、敗因を探しあぐねていた。

続きを表示

2011年10月2日のニュース