浅尾 初V王手!浦田組撃破し「凄くうれしい」

[ 2011年10月2日 06:00 ]

相手スパイクに飛びつく浅尾

ビーチバレーJBVツアー第6戦ペボニアカップ第3日

(10月1日 東京・お台場海浜公園)
 浅尾美和(25=エスワン)、楠原千秋(35=ユナイテッドホールディングス)組は女子5位決定戦、準決勝を勝ち上がって決勝に進出した。今大会から楠原とペアを組んだ浅尾は、自身初のツアー制覇に王手をかけた。

 ウイニングショットを決めると、小さく拳を握りしめた。準決勝で浦田聖・西堀組を撃破した浅尾が自身4度目、昨年10月以来となる国内ツアー決勝の舞台へ。悲願の初優勝に王手をかけ、「久しぶりの決勝なんで、凄くうれしい」と笑みを浮かべた。浦田聖・西堀組には、今大会1回戦で浅尾のサーブレシーブが乱れて0―2と完敗していた。だが、この日は微妙な判定に抗議した浦田聖にレッドカードが出され浅尾組に得点が入るなど、運も味方につけた。

 今大会から五輪2大会連続出場の実績を持つ楠原と新ペアを結成。35歳の熟練プレーに引っ張られて、浅尾のサーブレシーブも安定してきた。「格上に勝ったから90点」と楠原から高評価を受けた浅尾は、「あす(2日)はもっともっと盛り上げたいと思います!」と気合を入れる。決勝の相手は田中・溝江組。“ビーチの妖精”の視線の先には、頂点がはっきりと見えている。

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2011年10月2日のニュース