カーワンジャパン“復興の街”で「はい上がる」

[ 2011年9月23日 06:00 ]

ネイピアのホークス・ベイ空港で歓迎を受けるラグビー日本代表のカーワン・ヘッドコーチ、菊谷主将ら

 ラグビー日本代表は22日、前戦トンガ戦のファンガレイからチャーター機で最終戦カナダ戦(27日)が行われるネイピアへ移動した。

 ネイピアのホークス・ベイ空港ではバーバラ・アーノット市長をはじめジャパン・ソサエティーの日本人ら約300人の熱烈歓迎を受けた。女子高生から握手や抱きつかれるなどモテモテだったNo・8菊谷主将は「きのう(21日)の負けを払しょくできそうです。落ち込んでいたので(先住民)マオリの歌を聴いて明るい気分になった」と笑顔を取り戻した。

 チームはフッカー堀江が奏でる沖縄伝統楽器「三線(さんしん)」に乗せ、全員でチームソングとなっている故坂本九さんの「上を向いて歩こう」を披露。3連敗で下を向いている自分たちを奮い立たせるように熱唱した。ネイピアは31年2月3日、マグニチュード7・8の大地震が発生。街の大部分が倒壊したが、復興にあたって当時流行していたアールデコ様式の建築物が建てられた。堀江は美しい建物を見ながら「自分たちもどん底からはい上がるためにやるしかない」と決意をみなぎらせた。

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2011年9月23日のニュース