旭日松 涙の幕下全勝優勝 「夢みたい」

[ 2011年9月23日 15:34 ]

大相撲秋場所13日目

(9月23日 両国国技館)
 西幕下12枚目の旭日松(大島部屋)が7戦全勝優勝で11月の九州場所の新十両を確実にした。6連勝同士の一番で豊後錦(出羽海部屋)を力強く押し出した172センチの小兵は「昼飯も喉を通らないぐらい緊張した」と目に涙を浮かべながら解放感に浸った。
 
 弟弟子の旭秀鵬が先に十両に昇進したことで刺激を受けた。「目の前でいい思いをしているのを見て悔しかった」との思いを結果につなげた。
 普段からひょうきんな性格で知られる22歳。「みんなから好かれる相撲取りになりたい」と理想の関取像を語った。
 
 ◆旭日松(あさひしょう=本名松嶋広太)西12枚目、千葉県野田市出身、大島部屋。千葉・木間ケ瀬中時代にレスリングの全国中学校選手権大会の85キロ級で優勝し、05年春場所初土俵。得意は押し。172センチ、135キロ。22歳。

 ▼旭日松の話 緊張した。夢みたい。旭秀鵬が(十両に)上がって目の前でいい思いをしているのを見て悔しかった。今場所は絶対やってやろうと思った。

続きを表示

2011年9月23日のニュース