ピンポン外交から40年 記念大会に荘則棟氏出席

[ 2011年9月23日 15:41 ]

 米国と中国の外交関係改善につながった1971年の「ピンポン外交」から40年の節目を記念し、卓球の後藤杯選手権が23日、名古屋市の愛知県体育館で行われ、きっかけをつくった中国の荘則棟氏(71)が開会式に出席した。

 荘則棟氏は「40年ぶりに名古屋を訪れた。世界選手権で米国選手と付き合う機会をつくってくれた」と懐かしそうに振り返った。冷戦下で米中の対立が続いていた1971年、名古屋で開かれた世界選手権に出場した同氏が米国選手と交流したことが始まりだった。
 「米国の選手が間違えてバスに乗ってきた。そこでの小さなお土産の交換から、両国の関係が改善できるとは思っていなかった」と当時の思い出を語った。

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2011年9月23日のニュース