堀畑 日本新で銅メダル!小さな体で快挙達成!

[ 2011年7月31日 19:24 ]

銅メダルを喜ぶ競泳男子400メートル個人メドレーの堀畑裕也

 水泳の世界選手権最終日は31日、上海で行われ、競泳男子400メートル個人メドレーで21歳の堀畑裕也(日体大)が4分11秒98の日本新記録で銅メダルを獲得した。日本勢がこの種目でメダルを手にするのは五輪も含めて初めて。ライアン・ロクテ(米国)が4分7秒13で2連覇し、今大会5冠となった。日本勢のメダルは全て競泳で銀4、銅2の計六つとなった。

 今回の競泳男子日本勢で最も小さい169センチの若武者が快挙を達成。前日に21歳の誕生日を迎えたばかりの堀畑が、男子400メートル個人メドレーで五輪も含め日本勢初のメダル。「小さい自分でも世界と渡り合えるんだと証明したかった」と誇らしげに胸を張った。愛知の強豪、豊川高を卒業後、シドニー五輪女子400メートル個人メドレー2位の田島寧子を育てた藤森コーチ率いる日体大の門をたたいた。「世界と一番差があった」という背泳ぎを集中強化し、昨年の日本選手権で日本新と一気に飛躍した。将来は教員になるのが夢と言う堀畑は「チャンスをものにできて良かった」と会心の笑みを浮かべた。

 ▼堀畑裕也の話 小さいころから夢にしていた舞台でメダルをとれた。チャンスをものにできてうれしい。少し自分が成長できたと思う。周りに惑わされず、自分のレースを頭に入れて泳いだ。

 ▽堀畑 裕也(ほりはた・ゆうや)男子400メートル個人メドレーの日本記録保持者。世界選手権は09年に初出場し、予選敗退。10年広州アジア大会は400メートルで優勝、200メートルは3位。今大会の200メートルは8位。日体大3年。169センチ、62キロ。21歳。愛知県出身。

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2011年7月31日のニュース