松山、遼に並べずも爆発!40位→6位に急浮上

[ 2011年7月31日 06:00 ]

18番、ティーショットを放つ松山

サン・クロレラ・クラシック第3日

(7月30日 北海道小樽市 小樽カントリー倶楽部=7471ヤード、パー72)
 最終9番パー5。松山はここで4メートルのイーグルパットを沈めれば、昨年3日目に石川がマークしたコースレコード「63」に並ぶことを分かっていた。しかし、ボールは惜しくもカップを外れ悔しそうに頭をかいた。

 「(コースレコードは)知ってました。遼ですよね。でも、これだけいいスコアなので(9番で外しても)文句は言えないですよね」。前日の予選通過で「楽になった部分があった」とこの日は得意のアイアンとパットがさえ9バーディー、1ボギーの64と爆発し40位から6位に急浮上した。

 2日目に東北福祉大の先輩・藤本が小樽CCのアマチュアレコードとなる69を出していたが、それを5打も上回った。1ラウンドの8アンダーは、00年住友VISA太平洋3日目に宮里優作が出した9アンダーに次ぐ、ツアー競技でのアマ記録となった。

 4月のマスターズで日本人初のベストアマに輝いた大器。最終日は再び大仕事をやってのけそうなムードが漂うが、「先輩の藤本さんに勝ちたい」と、まずはアマ同士の勝負に意識を向けた。

 ≪アマ2位タイ≫アマチュアの1ラウンド最多アンダー記録は、00年の住友VISA太平洋マスターズ第3Rで宮里優作が出した9アンダー。今大会の松山の8アンダーは2位タイで2例目となった。前回の8アンダーは88年九州オープン第3Rで記録されたが、当時はアマチュアの名前を残していなかったため、選手名は不明となっている。7アンダーは5人で、03年ブリヂストンオープン第3Rでは池田勇太がマークしている。

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2011年7月31日のニュース