「完全燃焼以上だろう」九重親方が魁皇称える

[ 2011年7月20日 06:00 ]

魁皇引退

 魁皇引退の一報を受け、九重親方(元横綱・千代の富士)は「大きな記録を達成したのだから、何ら恥じることはない」とねぎらった。

 魁皇が14日の5日目に1046勝目を挙げ、九重親方は通算勝利数史上1位の座を譲ったばかり。「抜いたと同時に心の芯や張りがなくなったのかもしれない」と分析する一方で「完全燃焼以上だろう」と独特の言い回しで長い土俵人生を称えた。かど番ではない場所での引退については「引退の美学をここで示したよ」と語った。

 【引退を惜しむ声】

 ▼放駒理事長(元大関・魁傑) 初土俵から23年間、本当にお疲れさまと言いたい。不世出の名大関として語り継がれると思う。今後は後進の育成に努め、第二の魁皇を育ててもらいたい。

 ▼玉ノ井親方(元大関・栃東)ここ数場所を見ていると体力の限界を感じていたが、最後に通算最多勝記録をつくったことは偉大だ。ここまで長く現役を続けたのも素晴らしい。気持ちの優しい力士だった。

 ▼曙(元横綱)記録を更新して、まだまだ頑張れると思っていたのに引退するのは凄く残念です。もっと頑張ってほしかったけど本人の決めたことなので仕方ない。本当にお疲れさまです。

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2011年7月20日のニュース