五輪出場権逃した…平井 スタミナ切れ「お風呂で泳いでいる感じ」

[ 2011年7月20日 13:59 ]

オープンウオーター男子10キロで力泳する平井康翔

 水泳の世界選手権第5日は20日、上海で行われ、来年のロンドン五輪予選を兼ねるオープンウオーター男子10キロの平井康翔(明大)は1時間58分19秒2の36位となり、10位までに与えられる五輪出場権を獲得できなかった。

 初出場の平井は7・5キロまで先頭の大集団にいたが、終盤にスタミナ切れした。慣れない水温の高さにも苦しみ「まるでお風呂の中で泳いでいる感じだった」と疲労感をにじませた。

 明大入学後にこの種目に挑戦し、6月は自費でワールドカップ(W杯)に遠征するなど経験を積んだ。しかし、この日は口の中が切れるほどの接触もあり「五輪出場権が絡んだだけに、今までのW杯とは激しさが違った。言葉は悪いが、戦争に近い。泳力が全てじゃない」とレベルの差を痛感していた。(共同)

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2011年7月20日のニュース