埼玉栄1年・保坂2冠!4差追いつきPO制す

[ 2011年6月15日 06:00 ]

関東高校ゴルフ選手権女子大会最終日 団体の部を制した埼玉栄(前列左から保坂、江沢、後列左から辻、渡辺)

平成23年度関東高等学校ゴルフ選手権女子大会最終日

(6月14日 栃木・那須野ケ原CC=6172ヤード、パー72)
 個人は4打差2位でスタートした保坂真由(埼玉・埼玉栄1年)が68と追い上げ、通算5アンダーで並んだ川岸史果(神奈川・日大高2年)とのプレーオフを1ホール目で制し、初優勝を手にした。3人の合計スコアで争う団体でも保坂の活躍で埼玉栄が通算430で逃げ切り6連覇、通算9回目の優勝を飾った。個人は22位タイまでの24人、団体は上位7校が全国大会(8月4日開幕、三重・白山ヴィレッジGC)へ進出した。

 高校に入学してわずか3カ月の保坂が目標通りに個人、団体を制し「絶対2冠と狙っていた。プレーオフも自分のプレーをすれば大丈夫と思ってました」と幼さの残る笑顔を見せた。川岸との4打差を追った最終日は「アプローチとパターが良かったので、チャンスに決められた」と68をマークし、プレーオフ1ホール目で決着をつけた。埼玉・北本東中では日本ジュニア2位、今季は日本ゴルフ協会の日本代表育成選手にも選ばれ、将来が期待される一人。21日からは日本アマ、そして川岸と共に世界ジュニアと、大きな大会が控えており「この優勝をステップに」と意気込んでいた。

 <川岸硬さ抜けず>実績では勝る川岸だったが、プレーオフ1ホール目で涙をのんだ。「体が硬くなっていた」というティーショットは左の木に当たり第2打もサブグリーン。約5メートルのパーパットはカップに蹴られた。初日に4打リードし、逃げ切り濃厚かと思われたが最終日は「ちょっと安心したのが悪かった」とスコアを伸ばせず。これが2位につながり、団体戦でも埼玉栄に3打及ばず2位と悔しさいっぱいだった。

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2011年6月15日のニュース