26日の相撲協会理事会で名古屋場所通常開催確認へ

[ 2011年5月25日 20:15 ]

 日本相撲協会は26日午後、東京・両国国技館で定例理事会を開き、八百長問題に区切りがついたことから、名古屋場所(7月10日初日・愛知県体育館)で1月の初場所以来となる通常開催を再開する方針を確認する。

 放駒理事長(元大関魁傑)は本場所再開の条件に八百長問題の「調査、処分、再発防止策」の三つを挙げていた。最後まで残った再発防止策について、22日終了の技量審査場所で適正に運用され、八百長を疑われる取組はなかったと監察委員会と審判部が25日に結論づけたことから、通常開催への障害はなくなった。

 放駒理事長は文部科学省に赴いて報告し、通常開催への理解を求める。

 2月2日に発覚した八百長問題の影響で、相撲協会は3月の春場所を中止。特別調査委員会が関与を認定した25人を4月に処分したが、5月も夏場所を断念し、本場所興行ではない技量審査場所を開いた。

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2011年5月25日のニュース