ボール変更影響?激闘4時間 ナダル「タフな相手と戦えたことはプラス」

[ 2011年5月25日 09:06 ]

全仏オープン男子シングルス1回戦、初戦を突破した第1シードのR・ナダル

 赤土では強さがひときわ増すナダルが、苦戦を強いられた。5度目の優勝を手にした昨年は決勝を含む7試合で1セットも落とさなかった王者が、第2、3セットを失った。イスナーは206センチの長身で時速230キロ台の高速サーブが武器。相手の唯一の戦術とも言える、サーブアンドボレーに苦しめられた。

 それでも相手の動きが落ちた第4セットから巻き返し、約4時間の長い試合で逆転勝ち。ナダルは「1回戦からタフな相手と戦えたことはプラスだ」と、前向きにとらえていた。

 苦戦の原因はナダル本人よりも、プレーの環境にありそうだ。大会前から好天が続き「例年より硬めのコートで球足が速い」と話す選手が多い。ボールも新しいメーカーに変更され、サーブが武器の選手に有利との声も出ている。ナダルも「ボールは大きな変化だ」と認めたように、赤土の戦いがいつもと違う様相を帯びてきた。(共同)

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2011年5月25日のニュース