スパーズ、ミラクル!ブザービーターで“汚名”回避

[ 2011年4月29日 06:00 ]

NBAプレーオフ1回戦

 西地区1位のスパーズが驚異的な粘りを見せ、延長の末に8位グリズリーズを振り切って2勝3敗。92―95となってシリーズ敗退が濃厚となった第4Qの残り2・2秒にマヌー・ジノビリ(33)が体勢を崩しながらジャンプ・シュートを決め、元FCバルセロナの新人ガード、ゲーリー・ニール(26)が3点シュートによる同点のブザービーターを決めて勝利へのとびらをこじ開けた。ヒートとサンダーは4勝1敗でそれぞれ地区準決勝に進出した。

 正面から起死回生の3点シュートを成功させたスパーズ・ニールは「失敗することなんて考えていなかった」と会心の笑み。外せば現行システムで史上2チーム目となる「8位に負けた1位」というレッテルを貼られるところだったが、瀬戸際で踏みとどまった。メリーランド州タウソン大出身のニールはトルコ、イタリアなどでプレーし08年にはスペインのFCバルセロナに在籍。昨年にドラフト外で入団した遅咲きのルーキーが土壇場で貴重な一発をねじこんだ。

 ◆ニールの今季平均得点は9・8。3点シュートの成功率はチーム4位の41・9%だった。

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2011年4月29日のニュース