無料なのに 横審総見、国技館はガラガラ…内容も低調

[ 2011年4月29日 15:28 ]

横綱審議委員会の稽古総見で、順調な仕上がりを見せる横綱白鵬

 大相撲の横綱審議委員会(横審)による、技量審査場所(5月8日初日・両国国技館)の稽古総見が29日、東京・両国国技館で無料公開で行われ、観客はこれまでの一般公開で最も少ない1708人にとどまった。

 八百長問題で春場所と春巡業などが中止されたため、力士がまわし姿で大勢のファンの前に登場したのは1月の初場所千秋楽以来。しかし、横綱白鵬を含む上位陣の稽古は低調ぶりが目立ち、人気の大関魁皇は体調不良で欠席した。大関昇進を懸ける関脇稀勢の里は奮闘したが、館内が静まり返る場面も多かった。

 2000年に無料公開が始まって以来、この時期の稽古総見は平均約6800人で、過去3年でも5千人以上の観客が訪れた。八百長問題が客足に大きく影響したともみられるが、放駒理事長(元大関魁傑)は「いろんな原因があるんでしょう。震災とかもあったし」と述べるにとどまった。

 それでも白鵬は「おかげさまで声援、拍手があったので気持ち良くやり切りました」と話し、横審の鶴田卓彦委員長は「(5月には)暗い影を吹き飛ばすような相撲を見せてもらいたい」と期待した。立川市から来た団体職員、荒川奈美さん(28)は「ようやく稽古の成果を見せられるのは力士もうれしいだろうし、ファンとしてもうれしい」と話し、温かい声援を送っていた。

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