キム・ヨナ ミスにも慌てず貫禄の首位発進

[ 2011年4月29日 23:38 ]

SP首位のキム・ヨナの演技
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フィギュアスケート世界選手権第5日

(4月29日 ロシア・モスクワ)
 約1年間のブランクがあっても、五輪女王の滑りはさび付いていなかった。キム・ヨナは序盤のミスにも慌てず、2位安藤とはわずか0・33点差ながら貫禄の演技で首位発進した。「完璧にできず残念だけど、1位には満足している」と安堵の表情を浮かべた。

 得点源とする冒頭の2連続3回転ジャンプの一つ目の着氷が乱れ、単発になった。だが、次の3回転の後ろに2回転をつけて連続ジャンプにし、持ち直した。スピンはいずれも最高難度のレベル4を獲得。「最初は少し緊張してしまった。ミスをしたのでどんな点数が出るかと心配だった」と語ったが、豊かな表現力で、演技点もトップだった。

 ▼オプガード・コーチの話 真の氷上のアーティストになるために戻ってきた。しっかり準備ができていた。最初のミスは少し緊張したのだろう。

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2011年4月29日のニュース