壁にぶち当たった金田久美子「ゴルフ場を見るだけで涙が出てきた」

[ 2011年4月25日 09:51 ]

<フジサンンケイレディース最終日>18番、ティーショットを放つ金田
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女子ゴルフツアーフジサンケイ・レディース最終日

(4月24日 静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース富士コース=6464ヤード、パー72)
 プロ3年目の金田久美子(21=レプロエンタテインメント)が涙の初優勝を飾った。

 天才少女もプロの壁にぶち当たった。史上最年少の12歳9カ月で国内ツアーの予選を通過。アマ時代に何度も優勝争いを繰り広げ、鳴り物入りで09年にプロ1年目に臨んだ。だが、結果は散々で、ツアーの出場権も逃した。「本当に地獄だった」。周囲の期待が大きい分「ゴルフ場を見るだけで涙が出てきた。このままゴルフをやっていていいのかなと考えた」というほど追い詰められた。

 その度に浮かんだのが3歳から指導を受ける父・弘吉さん(67)の顔。「小さい頃から一緒に頑張ってくれた。こんなところで諦めちゃいけない。勝つことが夢だから」。クラブを手放すことはなかった。

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