豊ノ島 決定戦の雪辱ならず…横綱の速さに完敗

[ 2011年1月11日 06:00 ]

白鵬(左)に突き落としで敗れる豊ノ島

大相撲初場所2日目

(1月10日
両国国技館)
 豊ノ島は横綱の鋭い出足に一気に土俵際まで追い込まれた。押されながら右を差して、左をねじこみもろ差しになったものの、タイミング良く投げを打たれ土俵に転がされた。

 「中に入るのが遅かった。もう少し早ければチャンスはあった。土俵際だった」。昨年の九州場所千秋楽の優勝決定戦で対戦した際のビデオは50回以上も見た。その時、横綱に右差しを許さない“守り”に気を取られ攻めの姿勢を欠いた反省から「(今場所は)自分の形で攻める」と心に決めていた。

 この日朝の稽古場でも「横綱の独り舞台ではなく自分らも入って盛り上げていかないと」と意気込んでいたが、結果は完敗。「(横綱の)左のおっつけにやられて右を差すが遅れた。もう少し踏み込んでいれば…。横綱は速かった」と悔しさをにじませていた。

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2011年1月11日のニュース