前年王者・帝京大、強さと粗さが同居

[ 2010年12月19日 18:10 ]

 【帝京大39―13関東学院大】昨季の大学王者、帝京大が8―8の前半20分すぎから20分間で5トライと畳み掛けた。重量FWを生かし、前回大会の1回戦で引き分けた関東学院大の防御を粉砕。だが後半は気のないプレーに終始して無得点に終わり、大味な初戦だった。

 前半22分に得意のFW戦でトライを挙げてリズムに乗った。SH滑川のキックパスからのトライや、密集戦でのボール奪取からCTB黒川が豪快に突破してインゴールまで走るなど、あっという間に30点以上を取った。
 ところが後半は反則が増え、雑なパスで落球を繰り返した。吉田光主将は「点差が開いて心にエアポケットができた」と話す。強さと粗さが同居した一戦に、岩出監督は「いい薬になる。短期決戦なのでマイナス思考にならないように」と苦笑いだった。

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2010年12月19日のニュース