野口みずきは区間20位…39度の発熱と腸炎で病院へ

[ 2010年12月19日 16:39 ]

レース後、体調不良で病院へ運ばれるシスメックスの野口みずき

 復活への足掛かりをつかめなかった。2004年アテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずき(シスメックス)は19日、全日本実業団女子駅伝で3区(10キロ)に出場したが、34分0秒で区間24人中20位。広瀬永和監督によると、レース後に39度の発熱と感染性腸炎の症状があると判明し、取材対応はせずに病院で点滴治療を受けた。

 08年北京五輪を左脚付け根の故障で欠場した野口は、10月の実業団女子駅伝西日本大会で約2年5カ月ぶりにレースに復帰した。復帰2戦目として注目されたこの日は13番手でたすきを受けたが、序盤からバネの利いた大きなストライドで走る本来の切れ味がなく、18位まで順位を下げた。
 藤田信之顧問は「チーム内で同様の症状も出ている」と話し、集団感染の疑いも含めて体調不良の要因は不明。途中で左脚をかばうような場面もあり、広瀬監督は「動きの中で気にしている感じがした。練習はこなせていたが、34分のタイムも想定より1分半ぐらい悪かった。今後については本人と話す」と述べた。

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2010年12月19日のニュース