白鵬の呼び掛けで750人「うれしいし幸せです」

[ 2010年12月19日 17:48 ]

「第1回白鵬杯」で少年らと記念撮影に納まる大相撲の横綱白鵬

 大相撲の横綱白鵬が呼び掛けて実現した日本とモンゴルの親善交流少年相撲大会「第1回白鵬杯」が19日、堺市の大浜相撲場で開かれ、モンゴル選手8人を含む約750人の小中学生が熱い闘いを繰り広げた。大会名誉会長でもある白鵬は「これだけの子どもたちに集まってもらい、うれしいし、幸せです」と感慨深げに話した。

 大会は競技の普及と、日本とモンゴルの交流を目的に企画された。横綱が現役中に全国規模の大会を開くのは異例で、北は青森から南は鹿児島まで、当初予定300人の2倍以上の参加者が集まり、盛況だった。
 大相撲界は野球賭博問題など不祥事に揺れた1年だった。白鵬は「今年の角界は厳しかったので、(この大会を)やりたい気持ちが強かった。日本にはまだまだ相撲に熱いものがあると思った」と明かした。
 白鵬は来年以降も継続したい意向を示しており、大阪府相撲連盟理事長でもある朝井英治実行委員長は「子どもの夢を奪わないためにも、今後もやっていきたい」と話した。

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2010年12月19日のニュース