孤独な戦いを強いられた 母親1千万円超投資の練習場もメダル遠く

[ 2010年11月24日 12:07 ]

女子1万メートルで5位になった篠塚奈知

 広州アジア大会第13日(24日)は、ローラースポーツ1万メートルを行い、女子で篠塚奈知(パワースライドジャパン)は3点で5位だった。禹孝淑(韓国)が31点で優勝した。レースは400メートルごとに上位選手にポイントが加算され、中盤からは最下位の選手を除外しながら続けられた。

 強豪の韓国や中国が2人ずつ出場し、一方の選手がサポート役に回るなどの作戦でレースを進める中、篠塚は孤独な戦いを強いられた。
 日本では敵無しだが、マイナースポーツのため練習環境は整っていない。見かねた母親の弘子さん(52)が千葉県柏市に1000万円以上をかけて造ったスケート場で練習を積んだ。
 広州入りは20日。本番リンクの感触に慣れないままで臨んだレースは、メダルに遠く及ばなかった。数年ぶりで観戦に来たという母親にいいところを見せられず「全然駄目でした」と肩を落とした。(共同)

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2010年11月24日のニュース