特別調査委が見解“日馬富士の黒い交際ない”

[ 2010年8月17日 11:55 ]

 17日発売の写真週刊誌「フラッシュ」が、大相撲の大関日馬富士関と暴力団幹部とされる人物が2年前に千葉県内のゴルフ場で2人で写った写真を掲載した件で、日本相撲協会の特別調査委員会は17日、現時点で日馬富士関が暴力団と交際していた事実は認められないとの見解を発表した。

 特別調査委が日馬富士関の師匠、伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)から事情を聴いたところ、記事で氏名を明かされていない写真の人物について同親方は特定できなかった。伊勢ケ浜部屋は、同部屋主催のゴルフコンペに後援会関係者の誘いで出席したと報じられているこの人物の参加経緯を調べているという。
 特別調査委は「フラッシュ」編集部に調査依頼書を送り、暴力団幹部とされる人物の氏名や所属する組織名などの情報提供を求めた。伊勢ケ浜親方には、新たな事実が判明した場合の報告を要請した。
 特別調査委の伊藤滋座長(早稲田大特命教授)は「日本相撲協会に対し、全協会員が身辺に気を配り、誤解を招かないようにするために、指導を徹底するように提言した」とのコメントを出した。

続きを表示

2010年8月17日のニュース