WL予選 日本、チュニジアに快勝

[ 2010年8月17日 19:57 ]

 バレーボール男子のワールドリーグ(WL)予選1次ラウンド第1日は17日、長野市ホワイトリングで行われ、世界ランキング12位の日本は、同22位のチュニジアに3―0で快勝した。

 日本は石島(堺)らのサーブで相手守備を崩してリズムをつかむと、8連続ポイントを記録した第2セットを25―13で奪うなど一方的に攻め続けた。
 昨年のWLで15位に終わった日本は、プレーオフで敗れ、ことしのWL本戦出場を逃した。2連戦で行われる18日のチュニジア戦で勝つか、敗れてもフルセットならば、2011年のWL本戦出場権を懸けて24、25日に韓国と顔を合わせる。

 強いサーブで相手レシーブを崩し、攻撃の起点を奪う。日本代表の今季初戦は植田監督が強化の旗頭に掲げていたパワーバレーで幕を開けた。
 象徴となったのが大差をつけた第2セットだ。序盤の連続ポイントで一気に勝負を決めたが、軸となったのがジャンプサーブで敵陣を揺さぶり続けた石島だった。日本の元気印は「昨季は思い切ってサーブを打つことができなかった。どんな時も果敢に攻めて崩す意識を強く持った」と胸を張った。
 ワールドリーグの出場権を失ったことしはこれまでに4度の合宿を実施。体力面の強化を打ち出してきた植田監督も「最近の日本チームにはパワーがついている。サーブ、アタックを世界基準にもっていかないと。石島、福沢のサーブは力強かった」と冗舌だった。
 今回のWL予選は9月に開幕する世界選手権(イタリア)の試金石にもなる。アフリカの雄であるチュニジアを相手に幸先のよいスタートを切った。

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2010年8月17日のニュース