女子ワールドGP 日本、ドイツに快勝

[ 2010年8月13日 20:37 ]

 バレーボール女子のワールドグランプリ岡山大会第1日は13日、岡山県体育館で1次リーグの2試合を行い、世界ランキング5位の日本は同9位のドイツに3―1で快勝し、3勝1敗とした。ドイツは1勝3敗。日本は第1セットを26―28で落としたが、サーブで相手の守備を崩して反撃。木村(東レ)山本(JT)らのスパイクが決まり、逆転勝ちした。ポーランドは台湾を3―0で下して4戦全勝。台湾は4連敗となった。ワールドグランプリは12チームが参加。1次リーグでそれぞれ9試合を行い、上位5チームと開催国の中国が決勝リーグへ進む。

 ドイツの高さとパワーを難なく封じた。日本は、真鍋監督が戦前に「調子がいいときはサーブで攻め、守備もいい」と話していた理想的な展開。守備からリズムをつくって攻撃につなげ、決勝リーグ進出へ向けて大切な白星を挙げた。
 国際舞台での経験が豊富な木村や山本が期待通りの活躍でチームを勢いづけた。木村がサイド攻撃とサービスエースを要所で決め、山本は速攻で刺激を入れる。第1セットこそ28―26で落としたものの、その後は3セットを危なげなく連取。2人に引っ張られるようにして迫田ら若手がコートで躍動した。
 ブラジルでの1次リーグでは昨年のワールドグランドチャンピオンズカップを制した強豪イタリアを破り、2勝1敗で岡山大会に乗り込んできた。その初戦で点取り屋のコズーフを擁するドイツを退け、自信を一層深めたはずだ。
 狙い通りの戦いを見せ、鮮やかな逆転勝ち。真鍋監督は「サーブが効果的に決まった。残り2試合も是非勝ちたい」と上機嫌に話した。

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2010年8月13日のニュース