放駒新理事長が初出勤「緊張している」

[ 2010年8月13日 14:14 ]

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)が就任から一夜明けた13日、東京・両国国技館の相撲協会に初出勤した。賭博問題など不祥事からの信頼回復や暴力団排除対策など課題が山積する中での船出で「一刻も早く暴力団排除の宣言をしなければならない」と、言葉に力を込めた。

 新理事長は「先ほど決まった感じで、緊張している」とも話した。
 武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が健康不安や賭博問題など一連の不祥事の引責で、12日午前の臨時理事会で辞意を表明。同日夜の臨時理事会で選挙により、放駒理事長が選ばれた。
 武蔵川前理事長は今後も理事にとどまることが決まった。書面では「8月12日をもちまして日本相撲協会理事長職を辞任いたしました」とコメントし、放駒新理事長について「わたし同様、ご指導ご鞭撻(べんたつ)を賜りますよう何とぞよろしくお願いします」と周囲の協力を呼び掛けた。前理事長は7月下旬に胃がんの手術を受けており「しばらく健康回復に努める所存であります」と述べ、療養に専念する意向を示した。

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2010年8月13日のニュース