元小結海鵬引退会見「相撲人生に悔いなし」

[ 2010年7月19日 17:03 ]

 大相撲名古屋場所8日目の18日に引退した元小結海鵬の谷川親方が19日、愛知県体育館で記者会見し「悔いのない14年間で、いい相撲人生だった」と感慨深げに話した。

 日大相撲部から1996年初場所に幕下付け出しでデビュー。思い出の一番には2001年秋場所に横綱武蔵丸を内掛けで倒した熱戦を挙げた。小兵ながら業師として鳴らした37歳は「小さいころから(けいこを)人の倍はやってきたから、ここまでやれた」と実感を込めて話した。
 今後は所属する八角部屋で後進の指導に当たる。師匠の八角親方(元横綱北勝海)が賭博問題で謹慎中のため、代わりに会見に同席した陣幕親方(元幕内富士乃真)は「彼の忍耐強さを(力士に)教えてほしい」と期待を寄せた。

続きを表示

2010年7月19日のニュース