聖地で成長確かめた遼くん「アプローチやパットでのカバー必要」

[ 2010年7月19日 08:57 ]

通算2アンダーでメジャー大会で自己最高の27位の石川遼

 【全英オープン】6度目のメジャー大会で、自己最高の27位に入った石川は「これだけ選手がそろっている中で、順位を上げて終われたのは、すごくよかった」。最終ラウンドの70で、自らの成長を確かめた。

 得意のティーショットが安定していた。4日間を通して調子がぶれなかったことが大きい。フェアウエーキープ率80%は全体の7位。平均飛距離は41位だが、305・1ヤードは上々の数値。しっかり振って、真っすぐ飛ばした。「どんな風の中でも一番いいのは、ノーマルな(回転の)ショットを打つというシンプルなこと」と確信した。
 一方で、1メートル強のバーディーパットを外した最終日の14番など、ミスパットで好機を何度もふいにした。「この4日間は、ショットでほかのミスをカバーしてきた。自分にはもう少し、アプローチやパットでカバーするプレーが必要」。パットを集中的に練習することも考えているという。
 武器も、課題も、項目を挙げればプロになったころとそう変わらない。ただ、中身は確実に前進している。全力の戦いを終えてすぐ「最終日のプレーなら、日本に戻っても楽しみ」と言った。22日から国内ツアーの長嶋茂雄招待セガサミー・カップに出場。休みはないが、意気盛んな18歳にはその必要もなさそうだ。(共同)

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2010年7月19日のニュース