“タイガー神話”崩壊か 強気も7試合鳴かず飛ばず

[ 2010年7月19日 08:58 ]

通算3アンダーの23位に終わったタイガー・ウッズ

 【全英オープン】ついに“タイガー神話”は崩壊するのか。全英オープン過去2度の優勝を飾った得意の聖地セントアンドルーズで、ウッズは鳴かず飛ばずの23位。不倫スキャンダルからの復帰以降、未勝利のまま7試合目を終えた。

 復活を期して、12年ぶりにパターを替えて臨んだ大会。だが、そのパットで苦しんだ。「どれだけショットがよくても、これでは勝てない」。首位と12打差で迎えた最終日は、慣れ親しんだ古いパターに戻した。だが、イーブンパーの72とスコアを伸ばせなかった。
 1番、3番とバーディーを奪い、波に乗るかと思われた。しかし4番のバンカーショットに失敗し、痛恨のダブルボギー。「あれですっかり勢いを失ってしまった」。7番でもダブルボギーとして意気消沈。勝負をあきらめたのか、後半はリラックスした表情に時折笑顔すらのぞかせた。
 無残な結果を受けても、強気な姿勢は崩さない。「ショットはこれまでで最高、どんどんよくなっている」と手応えも強調した。だが、最強を誇ったかつての面影は、次第に薄れつつある。(共同)

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2010年7月19日のニュース