鶴竜 琴欧洲との全勝対決を制し8連勝

[ 2010年7月19日 06:00 ]

鶴竜がすくい投げで琴欧洲を破る

 【大相撲名古屋名所8日目】鶴竜が大関・琴欧洲との全勝対決を制した。相手が左差しの体勢から強引に前に出てきたところを豪快にすくい投げ。

 「狙ったわけじゃないですけど、自然と体が反応した」。技巧派ぶりを発揮し、自身初の初日から8連勝。館内の大歓声に「うれしいですね」と童顔をほころばせた。

 9日目には、同じく全勝の白鵬に挑む。通常、前頭6枚目が横綱と対戦することはほとんどないが、場所の盛り上がりを考慮されて組まれた異例の全勝対決。「どれだけ成長できたかっていうのがある。立ち合いに集中したい」と意気込んだ。昨年名古屋場所は関脇として臨み「大関候補」と呼ばれていた24歳が、今場所最大の波乱を起こすつもりでいる。

 ≪琴欧洲 初黒星にしばし沈黙≫琴欧洲が鶴竜との全勝対決に敗れ1差に後退した。前日までは報道陣の質問にも笑顔で答えていたが、この日は把瑠都の取組をテレビで見終えるとしばらく沈黙。それでも最後は「一日一日、一番相撲を取れれば。頑張ります」とだけ話し、足早に支度部屋を後にした。

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2010年7月19日のニュース