スキャンダル以降勝利なしのウッズ 12年親しんだパター変える

[ 2010年7月14日 08:54 ]

練習ラウンド後に記者会見するタイガー・ウッズ

 【全英オープン】ウッズは約20分の記者会見でほぼ無表情だった。過去2度の栄冠を手にした「ゴルフの聖地」で行われる全英オープン選手権。昨年発覚した不倫スキャンダル以降、勝利のない第一人者は「(騒動の)影響はない。全英オープンを戦うために来ている。ほかの選手と同じだ」と話した。

 練習ラウンドで予定表の午後の組に名前を入れたが、結局は普段通り早朝にプレーし、人目を避けるような動きだった。離婚やイメージ回復の努力を問われると「そのことは話したくない」「日々よりよい人間になろうと努力している」と繰り返した。
 ただ、自信はありそうだ。勝利の経験が有利に働くかと聞かれて「自分と同じぐらい飛ばせる選手がたくさんいるから」といったんは否定したが「このコースはボールを適切な場所に落とすことが大切」と付け加えた。
 2年ぶりのメジャー制覇を目指し、12年も慣れ親しんできたパターを変えるという。「遅いグリーンの大会でいつも苦戦しているので球の転がりが良いものにした。今週のグリーンは少しやわらかい」。逆風に耐え、思い出の地で復活なるか。(共同)

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2010年7月14日のニュース