ツアー初優勝目指す岡本綾子の弟子「藍ちゃんに勇気づけられた」

[ 2010年6月18日 16:53 ]

第1日、6アンダーで首位の青山加織

 【ニチレイ・レディース】「パットと小技が生命線」という青山が、その持ち味を存分に発揮して首位に並んだ。

 2番でボギーを先行させたが、3番で右手前から10ヤードをチップインさせるバーディーで取り返し、その後も7、8番で続けて10メートルをねじ込むなど7バーディーを奪った。グリーンが小さい、このコース。「乗せればバーディーチャンス」と言い切れるのは、好調なパットに自信があるからだ。
 2007年にプロ入り、翌年にはジュニア時代から親交のあった岡本綾子に正式に弟子入りし、力を伸ばした。岡本門下にはツアー屈指の飛ばし屋、服部真夕や森田理香子がいる。飛距離で劣る青山は、“飛ばし”にあこがれた時期もあった。
 迷いを吹っ切ったのは、飛距離への誘惑を断ち切り、小技に活路を見いだした同年齢の宮里藍の活躍だった。「藍ちゃんの活躍で、自分も、と勇気づけられた」。その思いは今季、同じタイプで世界ランキング1位の申ジエ(韓国)とのラウンドでさらに強まった。
 「初優勝はしたいけど、まずは目の前の1打に集中」と青山。残る2日間、師匠の「焦るな」の言葉をかみしめる。

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2010年6月18日のニュース