“賭博親方”も境川部屋同期生2人も共通するのはギャンブル好き

[ 2010年6月18日 11:22 ]

野球賭博を行っていたとされる豪栄道

 36歳の時津風親方(元幕内時津海)は、東農大から1996年春場所に幕下付け出しで初土俵を踏んだ。三役経験はないが、右差しの技巧派で技能賞に4度輝いた。

 2007年10月には序ノ口力士暴行死事件で当時の師匠が解雇処分を受けたことにより、急きょ引退して時津風部屋を継承。若き師匠として、69連勝の大横綱双葉山が創設した伝統ある部屋の再建を担うはずだったが、弟子の豊ノ島も賭博に関与したことを認める上申書を相撲協会に提出。名門部屋でまた新たな不祥事が起きてしまった。
 ただ以前から時津風親方のギャンブル好きは有名で、警視庁の事情聴取で野球賭博への関与を認めた大関琴光喜や大嶽親方(元関脇貴闘力)とは普段から行動を共にしていた。
 ともに境川部屋の豪栄道と豊響は05年初場所初土俵の同期生。高校横綱の実績を持つ豪栄道関は昨年夏場所で新関脇に昇進。幕内在位17場所で三役4場所を経験し、184センチ、150キロの体での速攻相撲で幕内上位の常連となっている。
 豊響は高校卒業後にサラリーマン生活を経て入門した異色の力士。185センチ、168キロの重い体を生かした突き、押しで幕内には17場所在位。豪栄道とともに若手ホープとして期待されているが、関係者の間では以前からギャンブル好きが指摘されていた。

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2010年6月18日のニュース