遼くん16位浮上!最終日は薗田と“同窓対決”

[ 2010年5月30日 06:00 ]

<ダイヤモンドカップゴルフ 3日目>7番でティーショットを放つ石川遼

 石川遼(18=パナソニック)が“同窓対決”に挑む。男子ゴルフツアーのダイヤモンド・カップ第3日は29日、埼玉県入間市の狭山ゴルフクラブ(7159ヤード、パー72)で行われ、石川は出だしの4連続バーディーなど67をマークして通算4アンダーの16位に浮上。最終日は杉並学院の先輩、薗田峻輔(20=フリー)とツアーで初めて同組で回ることになった。後輩の浅地洋佑(17=杉並学院2年)も通算7アンダーで6位と奮闘。先輩と競い合い、後輩の背中を追う最終日となる。68で回った金庚泰(23=韓国)が通算15アンダーで2位に6打差をつけ、独走態勢に入った。

【第3R成績】

 予選ラウンドのうっぷんを晴らすかのように、石川は勢いよく飛び出した。裏街道と言われるインからスタートして、最難関の10番パー4でバーディー奪取。11、12番でもスコアを伸ばし、13番パー4で5メートルのパットをねじ込み4連続バーディーとすると、右拳を振り下ろすガッツポーズを見せた。前日までとは打って変わってティーショットがフェアウエーをとらえ、安定感あるゴルフを展開。チャンスを生かしきれなかった後半も最終9番をバーディーで締めくくり「ここが悪かったというプレーはない」と満足げに振り返った。
 48位から16位までばん回して、最終日は高校の先輩の薗田と同組になった。2人で一緒にプレーするのは08年サンクロレラ・クラシックの練習日以来で、ツアーでは初めて。「お互いにここが凄くなったとか、相変わらずここはうまいなと感じると思う」と久々のラウンドを心待ちにした。3打差の6位には後輩の浅地もおり、「追い付きたいというか負けたくない気持ちはある」と、こちらにも対抗心を燃やす。優勝争いは難しくなったが、石川にとって刺激的な1日となりそうだ。

 ▼1位金庚泰 最終日もきょうまでと同じことをするだけ。前半で2つ伸ばせれば大丈夫。(3日連続の60台で日本ツアー初優勝目前)
 ▼16位薗田峻輔 ギャラリーが多くて楽しめると思うし、その中でいいプレーをすれば自分も盛り上がれる。(ボギーなしの68をマークし、最終日は石川と同組対決)

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2010年5月30日のニュース