不祥事の嵐、改まる兆し無く…朝青龍引退の中間報告

[ 2010年2月16日 12:08 ]

 日本相撲協会は16日までに、元横綱朝青龍関の引退の経緯などをまとめた中間報告を文部科学省に提出した。協会が引退勧告した理由について「過去に何度も不祥事を起こしたが、いっこうに改まる兆候が見られなかった」と説明している。

 川端達夫文科相は同日の記者会見で「相撲界で最高位の横綱が不祥事で引退したことは極めて深刻だ」と指摘した。
 中間報告は、元朝青龍関が泥酔状態だったのに知人に暴行していないと断言していることについて「信ぴょう性に欠けるとの認識を(協会の理事会は)共有している」との見解を示した。ただ暴行があったかどうかの事実関係については「診断書の入手が困難」などとして明確にしていない。
 今後の対応策としては、力士に対する生活指導の徹底や、問題が発生した際に正確な情報が協会幹部に伝わる仕組みづくりなどを挙げた。

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2010年2月16日のニュース