勇太「きらいですが」マッチプレーしっかり戦います

[ 2010年2月16日 16:14 ]

世界マッチプレー選手権の練習ラウンドでティーショットを放つ池田勇太

 男子ゴルフの池田勇太が米国開催の米ツアーに初めて挑む。17日開幕のアクセンチュア世界マッチプレー選手権で今季の初戦を迎える池田は、今大会を前にハワイで1週間の合宿を組み「毎日午前中はラウンド、午後はトレーニング。手首は完全に治ったし、残すは腰だけでもう70パーセントは回復している」と表情は明るい。

 昨年後半はケガに悩まされ続けた。石川遼との賞金王を争っている時期に左手首を痛め、その後も腰痛で苦しい戦いだった。賞金ランクは2位に終わり、オフシーズンは石川がロイヤル・トロフィー(タイ)に参戦する中、治療に専念した。
 大会を前に14日は18ホールの練習ラウンド、15日は9ホールをプレー。特にグリーン上とグリーン周りの状態を入念に確認しながら調整を行った。学生時代にアリゾナ州での試合に出場したことがあるそうで「以前戦ったときと同じ印象。グリーンのアンジュレーションがきつく、砂漠なので下が硬い。でもコースは広いので伸び伸びやれる」と話した。
 1回戦は米ツアー2勝のニック・ワトニー(米国)との対戦。「まったく知らない選手」と平然と答える。学生時代以来というマッチプレーは「きらいです。でもこればっかりはそのときいい人が勝つものだから、しっかりと準備はしておきたい」と語り、石川とともに世界での活躍に期待が高まっている。(共同)

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2010年2月16日のニュース