【第11回】ウィスラーでゾ~~っとする体験

[ 2010年2月16日 06:00 ]

 アルペンやノルディックスキーの会場はバンクーバー市内から車で約2時間のウィスラーにある。大自然に囲まれたリゾート地だが、そこで恐ろしい体験をした。

 ウィスラーのホテルからプレスセンターまでは徒歩10分。林の中を通り抜け、朝は散歩気分ですがすがしい。ところが…、夜になると真っ暗。地元の警察官は「夜は危険なのでそこは通らないでバスに乗った方がいい」とすすめる。

 ある日、取材終了が早く、午後10時すぎ。迷ったが結局歩くことに決めた。暗い林の中を1人で歩いていくと林の奥でガサッ、ガサッと音がした。小心者だけにすぐに猛ダッシュで街に引き返した。

 あれは絶対にクマに違いない。最近ウィスラーは雪が少なく、クマが出没するという噂を聞いた。北海道に住んでいるので、クマは見慣れてます!と言いたいところだが、野生のクマなんか見たことない。中華料理屋のおばちゃんに聞くと「夏は店の前を親子のクマが歩いていたよ。危害は加えないから大丈夫さ」。「…」と返す言葉がなかった。 (武田 政樹)

続きを表示

2010年2月16日のニュース