「転んでもいい」勝負に出た長島圭一郎 会心の大逆転銀!

[ 2010年2月16日 13:35 ]

男子500メートルで2位となり、太田明生(左)と抱き合う長島圭一郎

 トリノでの忘れ物をバンクーバーで取り返した。スピードスケート男子500メートルで銀メダルを獲得した長島圭一郎(27)。1回目6位ながら、2回目34秒87で一時トップに立ち、大逆転。関係者に向かって指をV字に開き「2位なの?」確認、順位が確定すると会心の笑みを浮かべた。「1回目6位からで信じられない。2回目は転んでもいいと思って、飛ばしていった」と勝負に出たことが奏功した。

 トリノ五輪は500メートルで13位に終わった。思わぬ惨敗に涙に暮れた。辞めることも考えたが、一から出直し06~07年シーズンでW杯500メートルで初優勝を含め4勝し、才能が一気に花開いた。
 表彰台では両手を振り、観客席に最高の笑顔を見せた長島。日本のお家芸、500メートルが再び輝きを取り戻した。

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2010年2月16日のニュース