NBA異変!弱小チームの大躍進支える21歳ホープ

[ 2010年2月16日 07:26 ]

ウォリアーズ戦でシュートを狙うサンダーのケビン・デュラント

 米プロバスケットボールNBAは16日から後半戦が始まる。前半を終えて注目されているのが、西カンファレンスで6位につけるサンダーだ。かつてのシアトル・スーパーソニックスがオクラホマシティーに本拠地を移して2シーズン目。昨季は23勝59敗と大きく負け越した弱小チームが、今季ここまで30勝21敗と躍進している。

 そのチームを引っ張るのは3年目の21歳、ケビン・デュラントだ。身長2メートル06のフォワードは今季ここまでリーグ2位の1試合平均29・7得点。25得点以上を25試合続ける絶好調ぶり。エースは身をもって「自らの能力は、チームの成績によって証明される」との言葉を示している。
 テキサス大では2007年に1年生で最優秀選手に輝くと、その年のドラフトで全体2位指名。期待通り1年目から看板選手として活躍し、10代としてはレブロン・ジェームズ(キャバリアーズ)、カーメロ・アンソニー(ナゲッツ)に続く史上3人目となる1試合平均20得点以上を挙げ、新人王を獲得した。
 昨季もリーグ6位の1試合平均25・3得点とスターへの道を着実に歩む。自身初のプレーオフへ視界も開けてきたが「シーズン後半に入ると状況は変わる。どのチームもプレーオフに向けて力を入れてくるし、もっと集中して戦う必要がある」。後半戦に向け、気を引き締めた。(共同)

続きを表示

2010年2月16日のニュース