貴乃花親方“密約説”真っ向否定！激怒！！

節分祭の豆まきに参加した後、記者の質問を真剣な表情で聞く貴乃花親方

　貴乃花親方が予想を覆して日本相撲協会の新理事に当選したことを受け、早くも悪意に満ちた密約説が流れ始めた。

　２日に「この人だったら協会を変えてくれる」という立浪一門の安治川親方が、自らへの処分も顧みずに貴乃花親方へ投票したと告白。その勇気ある行動について、水面下で貴乃花派と安治川親方に取引があったという噂が出始めた。
　密約説の出どころは貴乃花親方が離脱した二所ノ関一門だ。同一門のある親方によれば、音羽山親方（元大関・貴ノ浪）が仲介役として初場所中に「オレたちが一生の面倒を見るから」と安治川親方を説得。退職した場合は大嶽部屋マネジャーのポストを用意することを約束したという。前代未聞の造反劇の舞台裏には貴乃花派のしたたかな計算があったというのだ。
　この密約説について、貴乃花派は真っ向否定した。やり玉に挙げられた貴乃花親方は激怒。「（安治川親方の）男気をけなすことがあれば、貴乃花派は立ち上がる。貴乃花派は集結します」と語気を強めた。大嶽親方（元関脇・貴闘力）も「そんな約束はしていない。きのうは（安治川親方とは）友達として“辞めさせられそうだ”というので相談にのっただけ。うちの部屋でマネジャーとして雇うことは経済的に無理」と密約を全面否定した。仲介役と名指しされた音羽山親方も「言いたいヤツには言わせておく。自分たちが生きていくことで精いっぱいでそんな約束はできない」とあきれ顔だった。