朝青引退 プロ格闘技界は「歓迎」「魅力ある」

[ 2010年2月4日 19:42 ]

 4日に引退を表明した大相撲の横綱朝青龍関の“第二の人生”として、以前からうわさに上がっていたプロ格闘技界。関係者は「本人の意思次第」としながらも、引退後の進路に関心を示している。

 横綱と親交があり、柔道から総合格闘技に転向した石井慧選手が契約するSRC(戦極)のアドバイザーを務める日本レスリング協会の福田富昭会長は「その気があるなら、歓迎したい」と話す。
 暴行問題が発端となっての引退について、福田氏は「刑事事件になったり、前科があるならともかく」と大きなネックにはならないとの考えを示した。
 総合格闘技イベント「DREAM」の笹原圭一プロデューサーも「魅力はあります」と言う。同団体は元横綱の曙選手をスカウトしたFEG(K―1の主催団体)と提携関係にあり、タッグを組んで獲得に動く可能性もある。
 ただ、近年に大相撲から総合格闘技やプロレスに転向して大成した例は少ない。笹原氏も「五輪金メダリスト(石井選手)もすぐには通じない世界。生半可な気持ちでは通用しない」とくぎを刺した。

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2010年2月4日のニュース