厳しい2期目の船出…武蔵川理事長、会見で謝罪

[ 2010年2月4日 16:02 ]

朝青龍が引退表明「お世話になりました」

過去にも…横綱不祥事はアノ人以来、23年ぶり

出世最速だった朝青龍 暴力で土俵人生にピリオド

 日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は4日、横綱朝青龍関の引退発表をした記者会見で、横綱の不祥事を相撲協会として謝罪した。
 約100人の報道陣を前に会見場に立つと、冒頭に「このたび、朝青龍が起こした騒動で被害者の方、多くのファンのみなさまにご心配、ご迷惑をお掛けしました。まずもっておわび申し上げます」と、無数のカメラのフラッシュを浴びながら、深々と頭を下げた。
 近年、相撲界では不祥事が続いている。武蔵川理事長の62歳の誕生日だったこの日、自身の2期目となる相撲協会の新体制を発表したばかり。その抱負を述べることなく「今後はこのようなことのないよう、協会一丸となって再発防止に努めていきたい」と神妙な表情で誓うなど、厳しい船出となった。

 ▼九重親方(元横綱千代の富士)の話 今回だけではなく、今までに何度も問題が続いていたから、こういう結果になった。残念だ。責任を受け止めて、自ら引退を選択したのは潔かった。

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2010年2月4日のニュース