新記録!日本女子団体追い抜きで2位

[ 2009年12月7日 08:17 ]

女子団体追い抜きで2位となり、銀メダルを手に笑顔の(左から)石沢志穂、田畑真紀、穂積雅子

初めて3分を切る日本新…女子は五輪メダルへ手応え

五輪出場権確保へ 男子も貴重なW杯ポイントを獲得

吉井が今季自己最高の5位

小平に疲れ「しっかり休んで充電する」

 スピードスケートのワールドカップ(W杯)カルガリー大会最終日は6日、カナダのカルガリーで行われ、女子団体追い抜きの日本は田畑真紀、穂積雅子(ともにダイチ)石沢志穂(岸本医科学研究所)の布陣で2分59秒79の日本新記録をマークして2位に入った。カナダが2分55秒79の世界新で優勝した。
 男子団体追い抜きはオランダが3分38秒05で制し、平子裕基(開西病院)杉森輝大(吉羽木材)出島茂幸(十六銀行)が組んだ日本は3分42秒33の日本新で4位。
 女子1000メートルは吉井小百合(日本電産サンキョー)が1分14秒99で5位。クリスティン・ネスビット(カナダ)が1分14秒03で優勝し、小平奈緒(相沢病院)は1分15秒33の10位だった。
 男子1000メートルは世界記録保持者のシャニー・デービス(米国)が1分6秒91で開幕3連勝。日本勢は格下のBクラスで滑り、長島圭一郎(日本電産サンキョー)が1分8秒68で3位だった。

 ▼田畑真紀の話 一人一人が自分の仕事をできて、最後までラップが落ちなかった。(五輪でも)メダルの可能性がすごくあると思う。

 ▼穂積雅子の話 今回は全員が長距離選手でラップの変化がなく滑りやすかった。でもドイツやオランダはフルメンバーじゃない。気を抜かずにやっていきたい。

 ▼石沢志穂の話 最後はいっぱいいっぱいだったが粘れた。個人として力がついてきた。表彰台は眺めが良かった。

 ▼吉井小百合の話 今後のきっかけになるいいレースができた。1分14秒台が出せたのは大きいし、トップとも1秒差以内に入れた。

 ▼小平奈緒の話 思ったより(疲れが)体にきている。滑りは崩れていない。自己ベストが出せたことは良かった。

 ▼長島圭一郎の話 がむしゃらに滑った。(1歩を)大きく、速くと意識したが、すべてにおいてかみ合っていない。(共同)

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2009年12月7日のニュース