朝青龍“酔いどれ稽古”3分で「じゃ帰るわ」

[ 2009年10月30日 06:00 ]

わずか3分で稽古場から姿を消した朝青龍

 大相撲の秋巡業は29日に高知県宿毛市で行われ、横綱・朝青龍(29)が“酔いどれ稽古”で稽古場の雰囲気を乱した。午前9時54分、いつもより早めに登場したものの、テンション高めの横綱は奇妙な行動を連発。あいさつに来た鶴竜のほおにキスしたかと思えば、カメラを向けた観客にはVサインと大はしゃぎ。しこすら踏まずに「オレ、じゃ帰るわ」とつぶやくと、支度部屋へ退いた。稽古場にいたのはわずか3分。親方衆ら周囲をあ然とさせた。

 稽古場で土俵にも上がらなかったのは、今巡業では初めて。7年ぶりに母校・明徳義塾高を訪問した28日は夜に宿毛市内で派手に飲み明かしたようで、見るからに二日酔い状態だった。母校訪問で原点回帰を誓ったはずが、この日巡業に訪れた生徒たちに稽古を見せることもなく、1日で問題横綱に戻ってしまった。
 相撲協会の巡業部は今巡業から力士の稽古状況をチェックしており、この日は明らかに“マイナス査定”。ところが、大島巡業部長(元大関・旭国)は「いやいや。分からない」とまるで腫れ物に触れるような態度。稽古充実の号令は、早くも有名無実化しようとしている。

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2009年10月30日のニュース