帯広の屋内リンクがオープン 清水や大菅が早速練習

[ 2009年9月1日 16:49 ]

 北海道帯広市に完成したスピードスケートの屋内リンク「明治北海道十勝オーバル」が1日に正式オープンし、来年2月のバンクーバー冬季五輪を目指す長野五輪金メダリストの清水宏保(コジマ)や大菅小百合(大和ハウス)が早速、練習を始めた。

 例年、この時期は体力強化の成果を氷上で確認する。これまで長野市のエムウエーブが国内唯一の屋内リンクだったが、氷を張るのが9月下旬以降と遅かったため、トップ選手の多くは氷を求めて北米で合宿してきた。
 だが、帯広の新リンクは来年以降、7月下旬から利用可能になるという。大菅は「大事な時期に氷上で技術的な練習ができてプラスになる。より多くの選手に練習の機会が増える」と歓迎する。
 長島圭一郎や加藤条治が所属する日本電産サンキョーも8日から合流する。多くの五輪選手を輩出する北海道にできた待望の屋内リンクに、日本スケート連盟の鈴木恵一スピード強化部長は「ジュニアからの一貫指導の体制を作る上で最高の設備」と期待する。
 同リンクでは、来年1月16、17日に短距離の五輪前哨戦となる世界スプリント選手権も開催される。

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2009年9月1日のニュース