朝青龍 節目の秋場所出場へ意欲

[ 2009年9月1日 18:12 ]

右ひざの負傷から本格的にけいこを再開した横綱朝青龍(右)

 夏巡業中の8月中旬に右ひざを負傷した大相撲の横綱朝青龍が1日、東京都墨田区の高砂部屋でけいこを再開し、秋場所(13日初日・両国国技館)の出場に向け「そういう気持ちでやっている。ゆっくりやりながら仕上げる」と意欲を示した。

 右ひざに大きめのサポーターをして平幕の朝赤龍を相手に8番。組み止めてからの寄りや投げには、けがの影響がほとんど感じられなかった。「左から攻められると怖い。まだ万全じゃないし、少しずつ違和感がなくなるまでやっていく」と慎重な言い回しながら「よくやれたな、という感じ。台風が過ぎて晴れたから気持ちもいいね」と表情は明るかった。
 けいこ中に師匠の高砂親方(元大関朝潮)から珍しくアドバイスを受けた。「元気出してくださいと言った。絶好調だよ」とはぐらかす師匠に対し、横綱は「『もっと中に入らないと』と言ってくれた。相撲を長い間見ている人は違うね」。土俵の感触を久々に味わい、終始ご機嫌だった。
 4日の横綱審議委員会によるけいこ総見について「出る気持ちでやってる。じゃなきゃ、こんなにけいこをやらないだろ」。横綱在位は40場所目を迎え、千秋楽の27日に29歳となる朝青龍。節目の場所に向けて動きだした。

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2009年9月1日のニュース