短距離エース塚原直貴“爆走宣言”!

[ 2009年8月15日 06:00 ]

<世界陸上・前日練習>高野監督(右)の指示を受ける塚原直貴

 エースが先陣だ。陸上の第12回世界選手権は15日、ドイツ・ベルリンの五輪スタジアムで開幕する。初日の男子100メートルに出場する塚原直貴(24=富士通)は14日、サブトラックでスタート練習を重点的に行うなど約2時間の調整。夢のファイナルと9秒台へ、いきなりエンジン全開を宣言した。

 気温18度と肌寒いベルリンの空の下、男子短距離のエースが戦闘モードに突入だ。開幕前日、サブトラックでの最終調整で入念にスタート練習を行った塚原は「ここまでは順調。本番は100%以上の力を出せるように」と初日の100メートル(1、2次予選)へ気合を入れた。今大会は国際大会では珍しい青色のトラックを使用して行われるが、ビッグマウスの24歳には関係なし。「(青色で)気分が落ち着くんじゃないですかね」。乾燥した気候で、のどに痛みを訴えているものの、「体調的には問題ない」と日本代表・高野監督もコンディションには太鼓判だ。1次予選は全米王者のロジャーズと同じ12組。「どこに入っても自分らしくやります」。初日に登場するはずだった男子ハンマー投げの室伏が、調整不足で欠場。高まる注目を推進力に変えて、エースが爆走する。

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2009年8月15日のニュース