モーグルの高野コーチ 採点の不明瞭さ訴える

[ 2009年7月10日 22:01 ]

 全日本スキー連盟フリースタイル部の高野弥寸志ヘッドコーチは10日、来年2月のバンクーバー冬季五輪のモーグルの採点基準について「ジャッジはテクニックを評価するのか、見た目だけで評価するのかが分からない」と不明瞭さを訴えた。

 国際スキー連盟(FIS)は6月にミュンヘンで選手の滑りの映像に、各国の審判員が得点をつける方法で採点基準を確認した。その報告を受けた高野コーチは「スキーを制御するカービングターンと同じように、足がそろっているだけでも高得点が出ている印象をもった」と話した。
 FISは昨季に正確なカービングターンを重視する方針を示した。日本は女子の上村愛子(北野建設)が3月の世界選手権猪苗代大会で2冠に輝くなど世界屈指のターン技術を誇り、バンクーバー五輪に向けても重点的に強化している。

続きを表示

2009年7月10日のニュース