クルム伊達の推薦理由は「貢献と実績」

[ 2009年6月10日 09:10 ]

 22日に開幕するテニスのウィンブルドン選手権のジャレット裁定委員長は9日、世界ランキング138位のクルム伊達公子(エステティックTBC)に主催者推薦で女子シングルス本戦出場権を与えた理由について「長年の競技への貢献と、ウィンブルドン選手権での実績を考慮した」と説明した。

 ワイルドカードと呼ばれる推薦出場枠は、選手側からの申請を受けて主催者が審査。主として地元の有望選手や実績がありながら故障などで世界ランキングが低下した有力選手に与えられる。
 38歳の伊達は、1996年大会で優勝したシュテフィ・グラフ(ドイツ)と準決勝で2日がかりの熱戦を演じるなど強い印象を残した。ただ、この年で一度現役を引退。昨年の復帰までブランクがあり、異例の厚遇となった。同選手権は13年ぶりの出場となる。
 伊達は、ことし1月の全豪オープンは1回戦で敗退。7日までの全仏オープンは左ふくらはぎ痛のため予選1回戦で途中棄権した。(共同)

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2009年6月10日のニュース