悪戦苦闘しメジャー挑戦 宮里藍の活躍に発奮の上田

[ 2009年6月10日 08:24 ]

 女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子プロ選手権が米メリーランド州で11日に開幕する。米ツアー2年目の上田桃子は今季、8試合に出場し最高が11位。「今年こそ勝つつもりだったけど、今は少しハードルが高く感じている」と悪戦苦闘する中、ビッグトーナメントに挑む。

 前週のステートファーム・クラシックは、今季2度目の予選落ち。そんな上田を元気づけたのは、「『桃子、大丈夫?』と、いつも声を掛けてくれている」という宮里藍だった。外国人キャディーとのコミュニケーションや不調に陥ったことなど宮里自身の体験談も聞かせてくれたという。その宮里が前週は優勝争いに絡み、「わたしも頑張るぞ」と発奮した。
 またことしは、キャディーなど周囲のサポートメンバーを一新したが、その中で常に上田を支えて来たのは母の八重子さん。「お母さんとずっと話をして、勝つことだけに執着していたことに気づいた。(勝つだけでなく)アメリカで人として成長できればうれしい」と目を輝かせ、新たな気持ちでメジャーに臨む。

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2009年6月10日のニュース